eラーニングとは 2 【主語が管理者】
前回、ほとんどの会社のeラーニングは「主語が管理者」と書いた。
これをもう少しだけ説明すると、
例えば社員に「自社のコンプライアンス」を理解させたい、とする。
(もうこの時点で主語は管理者ですね^^)。
すると、
冊子のようなものをつくって配布する方法が浮かぶ。
しかし、
それだと全員が読んだか? きちんと理解したかどうかは不明。
もちろん、
紙のテスト問題を作って、社員の理解度を確かめることもできる。
ただ、それだと煩雑ですよね?
そこでeラーニングが登場するわけです。
管理者は、社員に自社のコンプライアンスを理解してもらうための教材をつくる。
次に、
管理者は、自社のコンプライアンスの教材をWEB上にアップする。
そして、
管理者は、すべての社員が見たかどうかをWEB上で確認する(これができる仕組みが学習管理システムです)。見てない人がいれば、メールで催促も可能。
さらに、
管理者は、社員がきちんと理解したかどうかWEB上でテスト問題を提出して確認する。
といった流れになります。
なんだか、文字にすると冗長的になりますが(私の説明が下手、ということでもありますね^^;)、社員に理解させたい、という管理者の立場を想像すると理解できると思います。
もちろん、主語が学ぶ人であるラーニングも
当然あって然るべきだと思いますが、
一方で管理者が主語の流れもあって然るべきですよね^^
イオマガジン代表 菊野ひとし
【 ㈱徳間書店、㈱ジャストシステムを勤務後、eラーニングのコンテンツ開発から学習管理システム(Moodle/ムードル)の構築・開発・運営・課金までトータルでコーディネイトする会社、(株)イオマガジンを設立し、本年で10年目。