eラーニングとは 4 【反転授業 前半】
昨年4月からeラーニングをはじめたお客さまの話をしよう。
今回は、中学校、高等学校での導入事例だ。
目的は反転授業の導入------。
反転授業について少し説明すると、
動画などを使って、教室で受けていた講義を自宅で行い、
自宅で行っていた宿題を逆に教室で行うものだ。
利点は理解度が違う生徒がオンライン動画なので、
自分のペースで学べ、翌日、わからないところを
教室で先生などへ聞ける点だ。
つまり、今までと逆なので「反転」授業と呼ばれている。
この学校では、すべての科目で、
反転授業がはじまったわけではないが、
「授業が楽しくなった」という生徒さんの声を耳にする。
eラーニング教材は、先生が自ら作成した動画や
PDFファイル、テスト問題などがメインで、
それを生徒は、自宅やPC室で受講する。
教材を載せるプラットホームはオープンソースの
学習管理システムMoodle(ムードル)である。
効果はあらわれたか?
とっても気になるが、その質問は、時期尚早だろう。
ただ、私の昔を思い出して思うのは、
授業って、先生の話を聞くだけの、一方通行のものだったという記憶。
わからなくても質問などできる
雰囲気でもなかった。むしろ、質問自体が思い浮かばないアホでもあった^^
ここでは生徒が予め動画を見てくることで、
授業は各グループに分かれ、わからないことをグループごとで解決していく、
という能動的なものになったという。
そこでの先生の役割は、教えるというよりファシリテーター役だ。
こんな授業なら眠くもなりませんよね。
あっ、また下世話な話ですいません^^
つづく
イオマガジン代表 菊野ひとし
【 ㈱徳間書店、㈱ジャストシステムを勤務後、eラーニングのコンテンツ開発から学習管理システム(Moodle/ムードル)の構築・開発・運営・課金までトータルでコーディネイトする会社、(株)イオマガジンを設立し、本年で10年目。