eラーニングとは12 【英文ライティングとMoodle(ムードル)②】
B社はビジネスライティングをインターネット上で行うためのプラットホームとして、学習管理システム、Moodle(ムードル)をカスタムして利用している。
カスタム内容は、2回の添削ができる機能で、それが添削の売りでもある。
最初に受講者から送られてきた文章に対しての添削では、スペルミスや、文法上のミス、ヒントなどを返信する。そこで受講生はまずは考える力を養う。
さらに一考して送信した文章に対して、プロの講師たちが正解としての添削をするので、一歩一歩、段階的に進める学習デザインとなっている。
添削するのは、もちろんネイティブだが、全員が英語の教員でもある。また、講師はMBA取得者や、医療系、エンジニアなど、専門性を兼ね備えたラインナップ陣でもある。ここがB社の人気の秘密で、10年という長期にわたってビジネスベースでeラーニングを行っている由縁でもある。
「言葉というのは変化してゆくので、リアルタイムで学べるのも魅力です」とB社マーケティング部長はいう。つまり、10年前と今では、使う言葉にも当然変化もある。それがリアルで学べる面は大きい。
つづく
イオマガジン代表 菊野ひとし
【 株式会社徳間書店、株式会社ジャストシステムを経て、eラーニングのコンテンツ開発から学習管理システム(Moodle/ムードル)の構築・開発・運営をトータルでコーディネイトする会社、(株)イオマガジンを設立し、2016年で10年目。http://www.io-maga.com 】