eラーニングとは18 【塾と動画配信①】
テレビCMなどでもわかるように、
現在、塾でのeラーニング教材の主流は映像だ。
なぜ、映像コンテンツが主流かというと、デバイスを選ばないためだろう。
受講生が持つ端末はPCだけでなく、タブレットやスマホなど多種多様だ。
そのため、どの端末でも視聴できるmp4の動画配信に人気が集まる。
一方、映像の内容としては、黒板に先生が板書しながら説明するところを動画にする場合もあれば、デジタル黒板にパワーポイントを映し出し、先生がその説明をしている場合もある。
↑電子黒板にパワーポイントを表示させたもの(1枚絵)
また、独自の再生プレーヤー上で映像とパワーポイントを
同期させてみせるe ラーニング教材も人気が高いが、
こちらは塾というより社会人向けのeラーニング教材で多く見かける。
↑映像とパワーポイントを別々に表示させて、同期させてみせるもの(2枚絵)
この違いはなぜなのか?
一度、考えてみたことがあるが、これは教え方のスタイルを
そのまま反映しているのではないだろうか?
塾ではまさしく黒板上で教えるので、1枚絵になる。
一方、社会人の場合、プロジェクターにパワーポイントを表示させて教えるので、
2枚絵(教える人とパワーポイントが分離したスタイル)になる。
この教え方のスタイルの違いが、そのままそれぞれのe ラーニング教材としても
踏襲されているのではないだろうか?
つづく
イオマガジン代表 菊野ひとし
【 株式会社徳間書店、株式会社ジャストシステムを経て、eラーニングのコンテンツ開発から学習管理システム(Moodle/ムードル)の構築・開発・運営をトータルでコーディネイトする会社、(株)イオマガジンを設立し、2016年で10年目。http://www.io-maga.com 2016年5月Moodle正式パートナーへ】